レイモンド・チャンドラーの原作を読んでいないし、アメリカ映画版も見ていないので、比較は出来ないけど、NHK版のドラマは面白かった。
1話から最終話5話まで一挙放送を一挙に見てしまったわ。
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浅野忠信さんは好きな役者さんの一人だけど、ドラマ主演が初めてと言うのは驚いた。
映画では主演あったと思うけど・・・
戦後日本に舞台を移して、退廃的なムードが漂っている。
主人公の探偵は、すごくかっこいい。
正義の味方とか、熱血漢とか、そんな作り物の探偵じゃないし。
珈琲を沸かして、バーでギムレットを飲んで、クラシックな車(左ハンドル)を運転して。
クールで、何かいつも一歩さがって物をみているような。
綾野剛さん演じる保は、頼りない優男に見えて、実はしたたかなヤツだったって、最後にわかるけど、でも主人公のことは好きで、元妻のことを愛していて・・・
可哀想な男だなと思う。
戦争がなければきっと幸せな普通の夫婦でいられただろうに。
小雪さんは、あまり好きな女優さんではないけれど、このドラマでは巧い女優さんだと思った。
精神状態がぼろぼろなのに、うまく隠して男達を美貌で誘惑して使っている。
哀れな女なのに、それを感じさせないで男達を翻弄している。その根底には引き裂かれた元夫への愛情があって。
柄本明演じる大物政治家の嫌らしさ。しかし民衆は明るい社会を語る彼に熱狂する。
実生活が苦しいから。
実際に戦後の日本はそうだったのだろう。強烈なリーダーシップを持った政治家たちがもてはやされた。
今の政府もそんな傾向がありそうな。
でも政治家って、大概怪しげなものだ。
地震があった週の土曜日に私は神戸に行きました。
実家の母が欲しがっていた飲料水用のポリタンクが店頭で売り切れていて買えず、仕方なく大型の麦茶を入れるボトルを買いました。
蒸しパンを2箇作り、夫には仕事を早退して行くことを告げましたが、舅たちには伝えるのを忘れました。
メディアは救援活動の妨げになるので被災地に入らないように、と呼びかけていましたが、被災地に親族がいる人々には無視されました。
救援活動中のプレートを提示したトラックなどに混ざって一般車両も多く南を目指して175号線を走っていました。
西脇市、加東市、小野市あたりは普段と変わらぬ光景でした。
でも三木市に入ると様子が変わってきました。
屋根にブルーシートが掛かり、路面に地割れが出来ていました。
175号線の三木バイパスでは橋の付け根に段差が生じていました。
車高の低い車はその段差を越えられず、引き返していました。
私の軽自動車はなんとかそれを越えました。
三木ランプはどこかが崩れたのか、通行禁止になっていました。
神戸市との市境辺りだったでしょうか、縞模様のバリケードが置かれ、「これより被災地です。救援活動の車輌以外の進入はご遠慮下さい」と言う意味のプレートが置かれていました。
まるで神戸が世間から隔離されているような言いぐさでした。
でも南を目指している車は、そんな標識に従ったりしません。
誰かがバリケードに隙間を作っていて、そこからみんなどんどん入って行きました。