2016年3月27日日曜日

ドラマの感想「ロング グッドバイ」

レイモンド・チャンドラーの原作を読んでいないし、アメリカ映画版も見ていないので、比較は出来ないけど、NHK版のドラマは面白かった。
1話から最終話5話まで一挙放送を一挙に見てしまったわ。

ロンググッドバイ公式ページ

浅野忠信さんは好きな役者さんの一人だけど、ドラマ主演が初めてと言うのは驚いた。
映画では主演あったと思うけど・・・

戦後日本に舞台を移して、退廃的なムードが漂っている。
主人公の探偵は、すごくかっこいい。
正義の味方とか、熱血漢とか、そんな作り物の探偵じゃないし。
珈琲を沸かして、バーでギムレットを飲んで、クラシックな車(左ハンドル)を運転して。
クールで、何かいつも一歩さがって物をみているような。

綾野剛さん演じる保は、頼りない優男に見えて、実はしたたかなヤツだったって、最後にわかるけど、でも主人公のことは好きで、元妻のことを愛していて・・・
可哀想な男だなと思う。
戦争がなければきっと幸せな普通の夫婦でいられただろうに。

小雪さんは、あまり好きな女優さんではないけれど、このドラマでは巧い女優さんだと思った。
精神状態がぼろぼろなのに、うまく隠して男達を美貌で誘惑して使っている。
哀れな女なのに、それを感じさせないで男達を翻弄している。その根底には引き裂かれた元夫への愛情があって。

柄本明演じる大物政治家の嫌らしさ。しかし民衆は明るい社会を語る彼に熱狂する。
実生活が苦しいから。
実際に戦後の日本はそうだったのだろう。強烈なリーダーシップを持った政治家たちがもてはやされた。
今の政府もそんな傾向がありそうな。
でも政治家って、大概怪しげなものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントを有り難うございます。spam防止の為に、確認後公開させて頂きますので、暫くお待ち下さい。
Thank you for your comment. We can read your comment after my checking.