2012年9月12日水曜日

スジ

美容院で先生に髪を切ってもらっている時、アシストさんが出勤してきました。挨拶しましたが、何かちょっと不機嫌な表情。私と先生が二人で盛り上がっていたのに嫉妬するはずもないし、何かあったのかな、と思っていたら、そのうち、こんなお話を始めました。

昨日、アシストさんは自宅でスジ(牛スジ)を煮込みました。自分でもなかなか美味しく煮込めたと思ったそうです。固い部分が少なくて、ゼラチン質のプルプルが多く、出汁をしっかり出して、また味もよくしみ込んでいたそうです。
そして、今朝、アシストさんが起きて二階の寝室から出て階段を下りると、下で姑さんが待ち構えていて、いきなりアシストさんに苦情の申し立てを始めました。
なんでも、昨夜、隣家の息子が遊びに来て、アシストさんの息子と一緒に晩ご飯を食べた時に、当然お総菜にスジの煮込みも食べました。
姑さんはそれが気に入らなかったらしいのです。

「あんな美味しいスジ煮込みは二度と食べられないかも知れないのに、どうしてあかの他人に食べさせた!私が今朝食べようと思ったら、もう残っていないじゃないか!!」

と言う訳です。
アシストさんは、「たかがスジ煮込みでなんで朝っぱらから文句を言われなければいけないのか、これから機嫌良く仕事に行こうとしていた時に・・・スジなんて、これから何度でも煮込んであげられるじゃないの」
と不満だったので、不機嫌だったのです。

スジの通る話でしたでしょうか?

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